紅葉に彩られた青岸寺の枯山水庭園 MAIBARA, SHIGA — SEIGANJI TEMPLE

北びわこ見聞録 秋号

紅葉と歴史をめぐる米原の秋へ

Maibara, the golden side of autumn.

紅に染まる名勝の枯山水、黄金色に輝く乳イチョウの巨木、秀吉と三成が出会った古刹。米原の秋を彩る旬のスポット三選と、あわせて立ち寄りたい周辺のおすすめ店を訪ねた。

紅葉に彩られた青岸寺の庭園と本堂
旬のスポット 其の一

青岸寺

No.1

紅に染まる、
禅の庭。

米原駅の東口から山側に10分ほど歩いた先にある曹洞宗の禅刹。国指定の名勝である枯山水の庭園は、紅葉の名所として有名です。

拝観者のみが利用できるカフェ「喫茶去(kissa-ko)」では庭園を眺めながら、抹茶やスイーツをお楽しみいただけます。

10/1〜10/30 米原ネコ展(10/22〜10/25を除く) 10/23〜10/25 青岸寺縁市 11/21〜11/29 紅葉ライトアップ(土日祝のみ5日間)
黄葉に包まれた青岸寺の参道
01黄金色のイチョウともみじに包まれる参道
喫茶去から眺める庭園
02カフェ「喫茶去」から、庭園の紅葉を眺めるひととき
ライトアップされた青岸寺の庭園
03幻想的な紅葉ライトアップ(11/21〜11/29の土日祝)
米原ネコ展のイラスト
0410月は「米原ネコ展」を開催(10/22〜10/25を除く)
紅葉の枯山水庭園
05国指定名勝の枯山水庭園。秋はもみじが庭を紅く染める
PLACE米原市米原669 ACCESS米原駅東口から徒歩10分 TEL0749-52-0463 拝観時間9:00〜17:00(冬季のみ16:00まで) 大人拝観料300円 小人拝観料100円(小学生〜高校生)
立ち寄り

北新豆腐店

濃厚な味に大満足 厳選原料と製法で昔ながらのおいしさを

創業150年以上の歴史を持ち、北びわこエリアでは最古級の豆腐店。「昔ながらのおいしい豆腐」をめざして原料を厳選。地元農家の大豆と国産天然にがりを用い、看板商品の「もめん」「きぬ」を筆頭に約20種の豆腐製品が仕込まれます。特に圧搾や水にさらす工程がない寄せ豆腐、おぼろ豆腐は大豆そのものの濃厚な味わいが堪能できます。

ごま豆腐やじーまーみ(ピーナツ)豆腐、豆腐のからあげなど、現当主で4代目の北村晋也さんが「自分が食べてほんとうにおいしいと思った」創作品も。おから100%のケーキやシリアルといったスイーツも本格的で「お子さん連れで買い物を楽しんでほしい」との思いから発案されたもの。

近所の常連客はもちろん遠方の来店者も多く、「北村さんと話すのが楽しみで」という人も。北村さんの誠実でひたむきな人柄が、豆腐の味にもお店の空気にも反映されています。

もめんやきぬ、ざる豆腐などの定番品
01もめんやきぬ、大豆本来の濃厚な味わいのざる豆腐や揚げ類の定番品
豆腐が並ぶショーケース
02来店者が次々訪れ、あっという間に品薄になることも。不定期登場品もあるため希望品があるときは問い合わせがベター
おから100%のケーキとシリアル
03おから100%のケーキやシリアル。添加物はいっさい使っていない
店頭に立つ4代目の北村晋也さん
04お客さんとのふれあいを大事にしたいとの北村さんの強い思いから、店舗と工房一体型のスタイルで営業
ADDRESS米原市米原521 TEL0749-52-0048 OPEN10:00〜18:00 CLOSE日曜日 URLhttps://www.instagram.com/kitashin102/
北びわこ見聞録 秋号 米原P. 01
黄葉したイチョウと白山神社の鳥居
旬のスポット 其の二

曲谷の白山神社

No.2

黄金の枝垂れ、
石臼の里に。

米原市の北部、曲谷集落の中にある神社。曲谷は古来より石臼作りなどで栄えた「石臼の里」として知られ、境内や周辺には石造板碑などの貴重な石造の文化財があります。

境内には、「乳イチョウ」と呼ばれるイチョウの巨木があり、横に大きく張った枝から垂れ下がったような形をしています。

白山神社の乳イチョウ
01横に大きく張った枝から垂れ下がる「乳イチョウ」の巨木
鳥居と黄葉のイチョウ
02秋には黄金色のイチョウが石造の鳥居を彩る
PLACE米原市曲谷206 ACCESSJR近江長岡駅からタクシーで約25分
立ち寄り

Ronde Chiffon cakes(ロンド シフォンケーキ)

絶品シフォンケーキに感動 米原市最奥のカフェ

東日本から夫婦で移住した武田渚さんが営むカフェ。提供する「スイーツプレート」は、武田さんが追求の末たどりついた「しっとりふわふわ」な生地のシフォンケーキを筆頭に、焼き菓子やムース、氷菓など季節に合わせたお菓子3種を、プレートに盛り合わせて提供。フランス・リヨンの紅茶専門店から取り寄せるお茶はフレーバーつきの個性派もあり、各お茶の「香りのサンプル」も用意されています。

武田さんが収集してきたアンティーク家具や小物がちりばめられ、ヨーロッパの田舎の山小屋のよう。滞在中ゆっくり過ごしてもらいたいと設けられたブックコーナーは、複数の本の専門家に依頼しお店や地域に合うような選書に。

米原市の最奥地域ながら、スイーツにも景観にも居心地の良さにも大満足できる、ぜひ足を伸ばしたいお店です。

植物に囲まれたRondeの外観
01空き家を全面改修。ハーブなどの植物や木々に囲まれるように立つ
アンティーク家具の店内
02武田さんがコツコツと集めてきたアンティーク家具に囲まれた店内
月替わりのスイーツプレート
03スイーツプレートは月替わり。写真は、オレンジ香るキャロットシフォンケーキ、ずんだもちシュー・ア・ラ・クレーム、色とりどりのヌガーグラッセ
入口で出迎える武田渚さん
04笑顔で出迎える武田さん。お店全体に細やかな気遣いが行き届き心地よい
ADDRESS米原市甲津原421 OPEN12:00〜17:00 営業日原則隔週土日。インスタグラムで当月の営業日を告知 URLhttps://www.instagram.com/ronde_chiffon.cakes/
北びわこ見聞録 秋号 米原P. 02
大原観音寺の本堂
旬のスポット 其の三

大原観音寺

No.3

三椀の茶が、
歴史を動かした。

石田三成と豊臣秀吉の出会いの地とされている大原観音寺。寺の小僧だった三成が、鷹狩りで立ち寄った秀吉に茶を献じて、「三椀の茶」で見出されたという逸話が残っています。本堂、鐘楼、惣門が重要文化財。三成が秀吉に献じたお茶の水を汲んだとされる古井戸も残っています。

また、大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送を契機としたイベントが開催されます。

10月12日(月・祝) 三献の出会い 三成鷹狩り祭り 10月31日(土) 三成ランタン祭り 詳しくは、特設サイト「三成が見た、豊臣兄弟」まで
https://2026.kannonji-m.com/
鷹狩りの実演
01三成鷹狩り祭り(10/12)※写真はイメージです
境内に浮かぶランタン
02三成ランタン祭り(10/31)※写真はイメージです
重要文化財の本堂
03重要文化財に指定されている本堂
PLACE米原市朝日1342 ACCESSJR近江長岡駅から湖国バス「観音寺」下車徒歩約5分
特設サイトをチェック
立ち寄り

佐々木文具店

集落のなかの小さな文具店 胸踊るアイテムがぎっしり

文房具類と生活雑貨のお店で、農小屋を改修したレトロなたたずまい。ドアをあけると店主の岡田友美さんが気さくに出迎えてくれます。こじんまりとした店内に並ぶ文具類の総点数は岡田さんも「数えきれない」というほどの、ぎっしり充実した品揃え。すべて岡田さんの目利きでセレクトしており、地元アーティストとのコラボ便箋をはじめ、ここでしか出会えないことを大事にしたものばかり。かつて文通や便箋集めに夢中になった世代には、あれもこれもと目移りしそう。

岡田さんがプライベートで愛用しているという調味料・食品類や、地元製菓者が届ける無添加焼き菓子も。豆を挽き、丁寧に淹れてくれるコーヒーも注文でき、コーナーベンチでしばしカフェタイムという過ごし方もあり。

岡田さんとの会話を楽しみながら、お気に入りの文具を見つけてください。

棚にぎっしり並ぶ文具類
01手書きや手仕事の楽しみを誘ってくれる文具類
自然派素材や無添加の食品類のコーナー
02岡田さんが愛用する自然派素材や無添加の食品類のコーナーも
コーナーベンチとコーヒー
03注文したコーヒーでひといき。家具や器も素敵
店主の岡田友美さん
04お店の雰囲気は岡田さんのゆったりと落ち着いたたたずまいそのもの
集落の路地に立つ佐々木文具店の外観
05静かな集落の細い路地に隠れ家のように立つ
ADDRESS米原市村居田892 TEL080-1506-1580 営業日月・火曜日 時間11:00〜16:00 長期の夏季(8月中)・冬季(12月中旬〜2月中)休業などあり URLhttps://www.instagram.com/sasakibungu10/
北びわこ見聞録 秋号 米原P. 03

特集はつづく——次は、長浜エリアへ。

長浜編をチェック